2015年11月15日
みなさん、ごきげんよう。

蓉子です。


何だか、
すごいお久しぶりになって
しまいました。

数日お家を空けただけなのに、
ものすごい懐かしく感じる
あのような感覚に襲われています。

本当は
1日1記事書きたいところ
なのですが、
ネタが尽きていたので
書けませんでした。

ネタが出来ても、
私は文才がありません。

それなのに
「良い文章を書きたい!」
「読ませる文章を書きたい!」
と思ってしまいます。
(スクライドのかなみちゃん風に
読んでね)

結果、執筆が遅れます。

えっと、
文筆業みたいなことを書きましたが
平たく言えば
サボっていただけです、はい...

すみません... m(_ _)m



さて、
前置きはこのくらいにして...


まだ読み切っていない本が
あったなぁということを
思い出しました。

「ゆりにん レズビアンカップル妊活奮闘記」です。



某書店さんで見て
気になったので
買っていたのでした。

同性カップルが子供を持つことの
大変さと困難さが
描かれています。

セクシュアル・マイノリティが直面する
"家族の壁"についての描写もありました。

レズビアンカップルの一人が倒れて
病院に運ばれるシーンがあります。
病院側から手術同意書にサインを
求められても
"家族じゃないから"と
サイン出来ません。
当事者は言います。

"家族じゃないものね... "

"家族"になかなか連絡がつかず、
手術が遅れ、結果的に
亡くなってしまいます。

病院関係者は言います。
"ご家族の方はこちらに... "

この言葉が
どれだけの人を傷つけているか...

恐らく、
口にしている側は
気づいていないでしょう。
そのことが、
より残酷さを感じさせます。


物語の中心は、
藤間紫苑さんと牡丹さんという
レズビアンカップルです。

解説で牡丹さんは書いています。

「紫苑が体調を崩して入院した際に医者から「ご家族を読んでください」と言われ、「家族は私だけです。他にはいません」と答えた。〜家族と名乗ることは、暗黒の決意が必要だった」

"家族"とは何なのでしょう?

この問いについて今一度、
向き合ってみる必要が
あるのではないでしょうか。


あとがきで、
藤間紫苑さんは言います。

「マイノリティとして暮らす時、持っているものが多ければ多いほど、生きやすいです。」

"生きやすい"という言葉が
使われています。

"暮らしやすい"では無く、
"生きやすい"なのです。

私には、
この言葉がものすごく重く
響きました。

また、
この"持っているもの"には
様々なものが含まれてくると
思います。

人によって、
含めるものも
違ってくるでしょう。

人的資源(理解)、職場、能力、
経済力、知識... etc

考えられる事柄は
それこそ無限にあります。


"持っているもの"を
全て持ったとしても
残念ながら
ハードルは在ると思います。

"人への想像力"
マジョリティー、マイノリティ
問わず、
これを持ち得るかどうか、
意識出来るかどうかが
全ての人が"生きやすい"と
思えるかどうかの
キーポイントであるような気が
します。

posted by t2library at 19:07 | Comment(1) | TrackBack(0) | 蔵書紹介
この記事へのコメント
毎日書き続けることを習慣にするのです。
その日に気になったことを書くとか。
Posted by 純子 at 2015年11月15日 19:11
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