2015年11月07日
みなさん、ごきげんよう。

蓉子です。


さて、今回は
とある絵本たちに触れたいと
思います。

LGBTについての絵本たちです。

とあるサイトで知って
取り寄せていたのが
やっと届きました。

まずはこちら...
「タンタンタンゴはパパふたり」



とある動物園での
ペンギンさんのお話。
パパ2人子供1人の家族の物語です。
子育てについて
可愛らしく描かれています。
飼育員さんの気遣いが良いなぁ...
この子はあの子が好きなんだ...
そのことに気づいて、
それを当然のことのように
受け入れてサポートする。
こう在って欲しいと思いました。

ただ、後半に
「この家族を見るために多くの人が訪れ... 」
っていう旨の描写があります。

同性だから珍しいから見にくる...
そう言われているようで、
哀しくなりました。

ペンギンさんを見にきている
という描写なら良かった。

「この家族を」というところが
すごく引っかかりました。

みなさんはどう感じますか?


もう一冊は
「たまごちゃん、たびにでる」
です。



帯にも書いてある通り、
"かぞくって、なぁに?"が
テーマです。

シンプルな問いですが、
それだけに、
簡単には答えが見つからない
問いでもあります。

みなさんは、この問いに対して
どのような答えを出しますか?

LGBTについて関心のある方であれば
また違ってくると思いますが、
"かぞく"と聞いて、
まず一般的に連想されるのは
夫・妻・子供という構成だと
思います。

この構成が当たり前だという認識が
まだまだ根強くあります。

でも、
なぜこの構成が当たり前なのか、
みんな何故それを
何の疑問を抱くことも無く
受け入れているのか、
何故同性同士だと
珍しいと思うのか、
何故異性同士だと
当たり前になるのか、

よく考えると、不思議です。

これだけ人がいて、どうして
"かぞく"が上記のパターンだけだと
思えるのでしょうか?

その1パターンしかないとすれば、
むしろそっちのほうが恐いと
思うのですが。

多くのケースが在って然るべきだと思うのですが、
どうでしょうか?

この絵本を読んだ数日後に
J:COMで放送されていた
小論文の番組を見ました。

ある事柄について論じる際に
その根拠を考えますが、
さらに
その根拠の根拠を考えることが、
さらにその根拠の
根拠の根拠を考えることが
大切だという旨のことが
言われていました。

"かぞく"を考える際にも
この問いかけは重要だと思います。

根拠を掘り下げていけばいくほど、
その根拠が
どんどん曖昧になっていくことに
気づくと思います。

「当然」が
実はすごく曖昧であることに
気づきます。

そのことに対して
改めて気づかされる
奥深い絵本だと思います。


最後は、
「王さま と 王さま」です。



王子様が結婚相手を見つける
お話です。
何人ものお姫様と会いますが、
なかなかピンとくる相手が
現れない...
最後に会った王子様に
「この人だ!」となって
めでたく結婚するというお話です。

純粋に
自分の感性に正直に在るという点が
良いと思いました。

「自分に正直に在る」
簡単なようでなんと難しいことか...


絵本ではありますが、
大人が読んでも面白いものです。

大人になった今だからこそ、
考えさせられることが
あるはずです。

posted by t2library at 15:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 蔵書紹介